ベルトクリーナーの掻き取り動画

マフレンベルトクリーナーによる付着物の掻き取り動画

石炭搬送ベルトに設置されたベルトクリーナの実際の搔き取り状況

ドライブプーリは軸の撓みやベアリングの摩耗や荷重の変動によりわずかながら上下に微小振動します。従来の高強度のクリーナーは微小振動に追随できませんのでプーリが上方に逃げる際にはどうしてもベルトと掻き取り刃に隙間が生じるので付着物が搔き取り刃をすり抜けてしまいます。マフレンのベルトクリーナはこの問題も解決しております。プーリの上下振動に合わせてウレタンバーが柔軟に揺動運動して常に掻き取り刃はベルトに接した状態を形成しており付着物のすり抜けを最小限に抑えます。

マフレンベルトクリーナーが効率よく付着物を掻き取れる理由

新品ベルトは平らで滑らかですので一般的な100~300mm幅の掻き板を横に並べたようなプレートタイプのクリーナーでもよく掻き取れます。しかしながら長期間使用することによベルトの表面は徐々に摩耗したり疵付けられて凹凸が生じてきます。例えばシュート部分ではベルトが材料に押付けられて生じる無数の筋条に凹んだ掻き疵が生じます。またシュートの両サイドにはシュートからの材料が周辺に落鉱しないようにするためにスカートゴムが取付けられているケースがあります。このスカートゴムはベルトに強く押付けられた状態で使用されますので接触部分は選択的に摩耗し5~10mm程度の筋条の深い溝を形成します。このスカートゴム溝に入り込んだ材料は通常のフラットな掻き板では掻き取れませんのでベルト全長に渡り線状の落鉱が次第に堆積していきます。マフレンクリーナーはスカートゴムの摩耗溝に入り込んだ付着物を逃さず掻き取ることができます。またベルトは高所から塊状の搬送物が落下してくることにより疵付き無数の小さな凹凸が生じてアンカーとなり材料が付着しやすくなります。このような凹凸に食い込んだ頑固な付着物を掻き取りチップが上下に揺動しながら食い込んで強力に掻き落とすことができます。動画を細かく観察するとクリーナーの掻き取り刃がベルトの凹凸に合わせて前後に揺動しながら掻き落とす様子が分かります。このようにベルトの表面形状に合わせて瞬時に変形して付着物をはじき飛ばす仕組みはウレタンバーの弾性力で実現できた優れた機能の一つです。

マフレンクリーナーの掻き取り能力が優れている理由

マフレンクリーナーは15mmの幅狭、3mmの薄厚の超硬チップが大きな面圧で付着物に食い込んで削り取るように掻き落とします。一般クリーナーの場合は幅広で厚肉のため面圧が小さくなり付着物に食い込むことができません。そのため掻き取りチップが付着物の上を滑るような現象が起こり掻き取ることができません。

FUJIKINテクノマートで紹介

ベルトクリーナー
従来のベルトクリーナーは幅広の掻き取り板をベルトに強く押し当てて掻き取る方式であり、精密にベルトに密着できないため多大な掻き取り残しが生じていた。本クリーナーは、ベルト幅方向に小分割した棒状の弾性体に耐摩耗性の超硬チップを取り付けて、弾性体...

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