ベルトコンベアの過負荷はベルト破断や火災などの色々な事故の原因となります。
1)積載荷重がオーバーして過負荷になっていることです。搬送物をホッパーから切り出してベルトに積載する際は定量切り出しができますが、シュートに棚掛けして材料が不均一に流れる場合は積載荷重になります。
対策としてはシュートに棚掛けしない形状に変更します。またシュートに滑るとよくするようなライニングが必要です。
2)ベルトに金物が突き刺さると金物がローラーに絡まり過加重の原因になります。金物がベルトとローラーに絡まるとベルトの縦裂きの原因となり落鉱や蛇行などの二次的故障が発生します。
3)ローラー類のベアリングが故障すると過負荷になります。
4)ベルトクリーナーの掻き取り性能が低下するとリターンローラーの下部に落鉱が堆積し次第にリターンローらーまで到達して、落鉱とベルトの間に大きな摩原力が作用し過負荷の原因となります
ベルト過負荷の点検方法
ベルトか負荷の原因の中で、シュート内棚掛けや金属の突き刺さり刃突発性があり日常点検で発見するのは難しいですが、それ以外の現象は見回り点検をしっかりすることでかなり防止できます。
シュート詰りや金属金物の突き刺さりなどはベルトコンベア監視装置を利用するのがよいです。


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