ベルトクリーナーの価格はなぜここまで差が出る。本当に損しない選び方を現場目線で解説

ベルトクリーナーの価格は以下の要因に左右されます。

 一つのクリーナーで全ての機能を満足させるのは難しいので、これらの要因のどれを最優先させるか見極めが必要です。

 一般的に幅広く、高速で、過酷な環境(鉱山、製鉄所など)で使用される大型の工業用クリーナーは、より堅牢な設計と高品質な素材が必要なため、高価になる傾向にあります。

 ここではそのような特殊なケースではなく基本的な設計においてコスト低減に寄与する点を解説します。

1.ベルトクリーナーのサイズとチップの関係

ベルトクリーナーの構造は2つの基本的要素に分類できます。チップとそれを支える構造物です。

ベルトコンベアが大型になるとクリーナーの構造物やチップも大型になる傾向があります。

しかしベルトコンベアが大型化してクリーナーフレームが大型化しても

クリーナーチップを大型にする必要はありません。

チップを大型化するとチップとベルトの当接性が低下し掻き取り高率が低下します。

ベルトとチップの当接性が低下すると付着物のすり抜けが発生し付着物が効率よく掻き落とせなくなります。チップを小型化することでチップの強度は高まり折損に強くなります。

チップはレアアースの超硬を使用する場合が多く、小型化することで材料費が低下し金型費用が低減しますので高価な超硬チップの単価を下げることができます。

下図のようにマフレンベルトクリーナーは小分割チップを使用していますので高さ調整ボルトでチップとベルトの隙間を埋めることができます。一般的なベルトクリーナーはチップの幅が広いのでベルトとチップの隙間を完全に埋めることができません。小分割のチップを使用したマフレンベルトクリーナーはコスト削減の点からも大きな味方です。

2.性能(クリーニング効率)

マフレンクリーナーはチップの幅を最小限に設計しておりますので、ベルトの幅が広くなってもチップの幅は15mmで一定です。ベルトが変形したり局部的に摩耗していてもベルトの形状に細かく追従できます。

3.耐久性

マフレンクリーナーはチップにタングステンカーバイト(WC)を使用しています。クリーナーチップとしては最高に硬い材質ですので長寿命です。

4.メンテナンスの容易性 

現場目線で「損しない選び方」をするためには、初期費用だけでなく、現場の状況に適した製品を選び、トータルコスト(ライフサイクルコスト)で比較することが重要です。

チップの寿命と交換頻度 

 安価なチップは摩耗が早く、交換頻度が高くなると、結果的にコストがかさみます。高品質なチップは初期費用が高くても、長寿命で交換の手間も減ります。この点からもマフレンベルトクリーナーは最高寿命一つであるタングステンカーバイトWCを使用しておりますので安心して御使用できます。

メンテナンスの手間と人件費

 交換作業が複雑で時間がかかる製品は、その間のライン停止(ダウンタイム)や人件費を含めると高くつきます。交換が簡単な設計の製品を選びましょう。

副次的なコスト(落鉱・環境改善) 

清掃性能が低いと、落鉱による周辺装置の摩耗や作業環境の悪化を招き、清掃作業の追加コストや安全上のリスクが発生します。高性能なクリーナーはこれらのコストを削減できます。



現場目線で損しない選び方(トータルコスト重視)

コストを下げるためには現場の条件を正確に把握することから始まります。

搬送物の種類 粘着性のある泥分か、乾燥した粉体か、油分を含むかなど、汚れの種類によって適したクリーナーの種類やブレード材質が異なります。

コンベアベルトの仕様 ベルト幅、速度、表面温度、ベルトの状態(摩耗や損傷)を確認します。ベルトに優しい設計かどうかも重要なポイントです。

設置スペース クリーナーを設置・メンテナンスするためのスペースが十分にあるか確認します。

  1. 初期費用と「トータルコスト」で比較する:
    • チップの寿命と交換頻度: 安価なチップは摩耗が早く、交換頻度が高くなると、結果的にコストがかさみます。タングステンカーバイト(WC)のような高硬度のチップは初期費用が高くても、長寿命で交換の手間も減ります。
    • メンテナンスの手間と人件費: 寿命の長いチップを採用することで肝要であり、交換作業が複雑で時間がかかる製品は、その間のライン停止(ダウンタイム)や人件費を含めると高くつきます。取替え頻度が長くかつ交換が簡単な設計の製品を選びましょう。
    • 副次的なコスト(落鉱・環境改善): 清掃性能が低いと、落鉱による周辺装置の摩耗や作業環境の悪化を招き、清掃作業の追加コストや安全上のリスクが発生します。高性能なクリーナーはこれらのコストを削減できます。
  2. 信頼と実績のあるメ選択する選択する:多くのメーカーやサプライヤーは、現場の状況に応じた最適なクリーナー選定をサポートする専門知識を持っています。現地調査を依頼し、デモ機などを試すことで、自社に最適な製品を見つけられます。 

最終的に「損しない選び方」とは、現場のニーズに合致し、ダウンタイムを最小限に抑え、長期的に見て最も経済的な性能を発揮する製品を選ぶことです。

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