搬送ベルト清掃

掻き取り性能を確保するためには、搬送ベルトと掻き取り刃の密着性が重要です。

しかし、以下のような課題があります:

  • ベルトは常に上下・左右に微細に動いており、連続的に完全な密着状態を維持するのは困難です。
  • ベルト表面には凹凸があり、刃が上下に弾かれベルトから離れるため掻き取り不良になります。
  • ベルトの上下運動により、掻き取り刃は繰り返し叩かれる状態となり、掻き取り刃とベルトに隙間が生じ掻き取り不良となります。

このように、ベルトと掻き取り刃を常に密着させることは極めて困難であり、それが掻き取り効率の低下につながる要因となっています。低速ベルトではこのような現象は影響が小さいと思われますが高速ベルトになるほどこの傾向が大きくなり必然的に掻き取り残しが多く発生します。

クリーナーの掻き取り刃の揺動運動

揺動運動メカニズムの説明

ベルトは多種多様な材料を搬送します。食品類の搬送では材料がベルトにべと付くような状態で付着します。粒子も細かくベルトの小さな凹凸に入り込むので掻き板タイプのクリーナーでは完全に除去できない場合があります。

 ブラシロールを高速で回転させてはじき飛ばす方法は効率的ですがブラシ毛が脱落、折損してベルト状に残留しコンタミなる問題があります。

 またブラシの間に搬送材が入り込んで目詰まりし清掃パフォーマンスが低下します。

 このような時にマフレンの薄型チップのクリーナーが有効です。

 マフレンクリーナーのチップは超硬製で厚みは3mm、幅15mmです。

 クリーナー業界で最小の幅と厚みを実現しています。

 ベルトの小さな凹凸に柔軟に入り込みますので掻き取り力がすぐれています。

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