コンベアベルト清掃方法はベルトクリーナーで決まる

コンベアは長機長ですので、短いコンベア停止期間中にベルトを清掃するのは困難です。そのため複数の場所にベルトクリーナーを設けてベルトを稼働させながら自動的に付着物を搔き取る方法が一般的に採用されております。ベルトクリーナーの性能が優れている場合はもちろん1箇所だけでも構いません。その場合はできるだけヘッドプーリの下部に取付けるのがベストです。掻き落とした付着物はそのままホッパーやシュートに回収されますので人力や機械による二次的な回収作業は不要になります。また落下した付着物(落鉱)が周辺に飛散することがありませんので環境保全にも有効です。ベルトは使用するにつれて特に中央部が摩耗していきますので円弧状の凹みができます。ベルトが新品のばあいはフラットなベルトにフラットな掻き板を取付けて簡単に搔き取ることが有効ですが、古いベルトは表面に円弧状の凹みや掻き傷や部分的な剥離が生じてきますのでクリーナーの搔き取り性能は徐々に衰えてきます。

コンベアベルトの表面形状にあったベルトクリーナーの適用

マフレンベルトクリーナーは15mm幅の超硬チップをベルト幅全体に配置したクリーナーです。それぞれの超硬チップが掻き板としてベルトに精密に当接しますので掻き取り残しを最小限に抑えることができます。

1)ベルトの中央部が円弧状に摩耗した部分の搔き取り方法

2)ベルトのエンドレス部やパチ当て部が痛んでいる場合の搔き取り方法。

3)ベルトに頑固な付着物ある場合の搔き取り方法。

4)ベルトが部分的に摩耗している場合の搔き取り方法

シールプレートを強く押付けるとベルト端が部分的に摩耗して細長い溝が形成されこの部分に搬送材が溜まり輸送中に落下する。マフレンベルトクリーナーは溝部分に入り込んで付着物を掻き取るので搬送途中の付着物を掻き取ることができる。

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