コンベアベルトのテンション調整でベルトクリーナーを安定稼働させクリーニング効果を向上させる方法

コンベアベルトの張力調整(テンション調整)は、ベルトクリーナーの性能に大きな影響があります。ベルトクリーナーの効果を最大限に引き出すためベルトのテンション調整は必須です。

コンベアベルトの張力調整の基本

1. 適正張力の考え方

適切なベルトテンションは、ベルトクリーナーの掻き取り効果を最大化し、チップ寿命を延ばすために非常に重要です。 

  • 最適な圧力範囲: チップには、効果的に付着物を除去できる最適な圧力範囲があります。
  • テンション過剰:クリーニング効果はテンションが大きいほど掻き取り効率が向上します。
  • テンション不足 (Under-tensioning):ベルトがバウンドしたり、ビビリ(チャタリング)が発生したりするのでチップの破損に繋がります。付着物がチップとベルトの間を通過し掻き取り不足が生じます。

ウェイトローラーの取付け位置

ベルトクリーナーはウェイトローラーのテンションが有効なヘッドプーリ直下付近に取付けるのが最適です。


ベルトクリーナーの取付け位置

マフレンベルトクリーナーはスナッププーリのテンションが効いているヘッドプーリの直下付近が最適です。

1.重錘式・ウェイト式によるテンション調整

構造  ○重錘 を吊り下げて、重錘の自重で常に一定の張力でテンションを掛ける。

☆特徴 張力が常に一定となる。(温度変化・負荷に強い) ○調整代を長くとれるので機長の長いコンベアで使用されることが多い。

☆問題点  ○ベルトの搬送面がスナッププーリ(入側ロールと出側ロールの2本必要)に当るのでスナッププーリが摩耗しやすく、スナッププーリの下部には付着物が堆積する。  ○スナッププーリには大きな負荷が掛かるのでベアリングが故障して起きやすい起きやすい。定期的な給脂は不可欠である。


2.ネジ式(ボルト式テンション)

 ☆構造 ○テールプーリの両サイドをバネなどでテンションを掛けて引っ張る。 

 ☆特徴  ○構造がシンプルでありベルト蛇行調整も可能である。 ○短機長コンベアに適している。

 ☆問題点 ○スライド部にダストがたまり左右の張力バランスが崩れる場合がある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました