コンベアベルトは24時間操業の工場もあり夜間の蛇行検出は極めて重要です。蛇行はベルトがコンベアフレームの片側に次第に寄っていく減少で有り、蛇行修正ローラなどの働きによって自然に修正されて正常な位置に戻る場合もあります。修正ローラの許容範囲を超えた場合はそのまま蛇行が継続しベルトがコンベアフレームを乗り越えてしまう場合もあります。このような状況になるとベルト切断の危険性も有り一刻も早く蛇行を修正し正常な運転に復帰させる必要があります。
加速度計による蛇行検出器

1)マフレンの蛇行検知方法は検知棒に加速度計をセットしてベルトの振動を常時連続測定します。ベルトが蛇行すると加速度計がスラスト方向の加速度を検知してスラスト方向の移動距離を算出してスラスト量を出力します。通常の場合でもベルトは小刻みに左右に小さく蛇行しています。蛇行が徐々に大きくなると片側の移動量がおおきくなりますので閾値をセットしておくとアラームや緊急停止でベルトを保護することができます。
2)蛇行検知できないとベルトがドライブプーリの幅をオーバーハングするので積載物がコンベア機側にこぼれ出します。
3)蛇行検知棒は1本で十分ですが3本設置すれば明確に蛇行を検知できるのでリミットスイッチの役目を果たすので安全です。
コメント