ベルトに接触した検知棒でベルトの振動を測定し衝撃値を検知する。

検知できる異常(図3参照)
- 摩耗
- 摩耗が進むと検知棒の押し付け力が弱まり、振動が減衰する。
- 蛇行
- スラスト方向の振動がゆるやかに変動。
- 修正不能な蛇行に至る前に緊急停止可能。
- 破孔
- 孔に落ち込むと振動減少 → 出る時に跳ね上がり振動増加。
- 周期性あり。
- 付着物・繋ぎ目の捲れ(図3d)
- 突起や捲れにより急激な振動上昇。
- 周期性があり検知容易 → 早期補修可能。
- 縦裂き
- 障害物により走行抵抗が急増。速度変動 → 振動が周期的に増減。
- 初期段階で検知し、早期停止で損害を抑制。
- (図3f)
- ヘッドプーリが空転。
- 回転周波数に同期した振動発生。
- 主因:雨・湿潤粉体による潤滑、過積載。
特徴・効果
- 検知棒20の振動波形から 摩耗・蛇行・破孔・付着物・縦裂き・スリップ を総合的に検知可能。
- AI解析によりリアルタイム診断ができ、24時間人員監視は不要。
- 教師ありデータを蓄積して精度を向上。
- 異常を早期に把握し、突発故障を未然に防止できる。
- 市販のAIソフト(ニューラルネットワーク、深層学習など)も利用可能。
「ベルト下部に押し当てた検知棒の振動をAIで解析し、摩耗・蛇行・破孔・縦裂きなど多様な異常を早期に検知できる監視装置」 です。


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