超硬(ちょうこう)とは超硬合金(cemented carbide) のことでタングステンカーバイド(WC) などの硬い炭化物粉末を、コバルト(Co) などの金属を結合材(バインダー)として焼き固めたものです。
金属の中でも非常に硬く、摩耗に強い材料です。
主な特徴
① 非常に硬い
- 焼入れ鋼よりも硬い
- モース硬度で ダイヤモンドに次ぐレベル
② 摩耗に強い
- 砂・鉱石・石炭などの擦れ・衝突に強い
- 長寿命
③ 高温でも硬さを維持
- 高速加工・高荷重条件でも性能低下しにくい
④ 衝撃には弱い
- 硬いが脆い
- 強い衝撃や曲げには割れや欠けが起きやすい
材質と特性
wc粒度 1.0~5.0
比重 8~13
硬度HV 1200~1500
抗折力GPa 88~90
破壊靱性値MPam1/2 2.7~3.2
引っ張り強度Gpa 1.3~1.6
圧縮強度GPa 4.2~3.0
ヤング率Gpa 540~590
超硬が使われる代表例
- 切削工具(旋盤バイト、エンドミル、ドリル)
- 採掘・破砕用ビット
- 摩耗部品(ノズル、ロール)
- ベルトクリーナーのチップ(鉱石・石炭用途)
鉄鉱石・石炭・焼結鉱用ベルトクリーナーでは適材です。
鋼材・セラミックとの簡易比較
| 材料 | 硬さ | 摩耗 | 衝撃 |
| 鋼(SK・焼入れ) | ○ | △ | ◎ |
| 超硬 | ◎ | ◎ | △ |
| セラミック | ◎ | ◎ | × |




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