ベルトクリーナーチップの最適な押付け力

ベルトクリーナーチップがベルトを押付ける力はできるだけ小さい方が望ましいです。確かに強く押付けるほど付着物は確実に搔き取ることができるのは自明の理です。しかしその弊害が大きいと思われます。マフレンベルトクリーナーはヘッドプーリの下部に取付けますので、ベルトをベルトクリーナーで押付けた際にベルトが反対側に逃げませんので確実に押付けることができます。ベルトに過度な押付け力が掛かった場合はチップを取付けているウレタンバーが撓んで適正な押付け力をキープするので自動的にベルトを保護することができます。

クリーナーチップの最適押付け力を目指したせめぎ合い

ベルトを強く押付けると掻き板やベルトやクリーナーの掻き板の摩耗を早めます。掻き板の押付け力を弱くするとこんどは搔き取り状況が悪化しベルトしたの堆積物が増大します。現場はまさに掻き板調整のせめぎ合いになっています。

クリーナーチップの過度な押付け力は事故の元

ベルトの表面は決して滑らかではなくベルトの繋ぎ目は中央部から徐々に剥離してきますので突起が生じます。この突起を掻き板が削り取るように作用しますのでベルトの繋ぎ目は徐々に剥がれてしまい最終的に切断してしまいます。取付け現場で最適なベルトクリーナーチップの押付け力を把握することはむずかしいです。マフレンのベルトクリーナーはチップの幅は15mmでその押付け力は一本当たり1kgが適正です。ベルトがチップを10mm撓ませると約1kgの押付け力となります。例えばベルト幅1メートルの場合、クリーナー全体に約70kg前後の力がかかります。マフレンクリーナーの押付け力は最小限の押付け力でセットできます。通常のベルトクリーナーはマフレンクリーナーの2~3倍程度の負荷を掛けざるをえません。ベルトやクリーナーチップの摩耗を促進することになります。

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