コンベアベルトの片寄り

コンベアベルト片寄りの問題点

コンベアベルトの片寄りは通称「蛇行」と呼ばれベルト故障の危険なサインです。ベルトが蛇行すると荷こぼれやベルトの脱落が生じ最終的にベルト切断に繋がります。ベルトが切断すると復旧工事はかなりの大仕事になります。1)コンベア周りにこぼれた搬送材料の片付け、2)切断して捲れたベルトの引き延ばしと切断箇所の合わせ、3)切断箇所のエンドレス作業、4)エンドレス部の養生、5)蛇行(片寄り)原因の解明と再発防止対策などを同時進行で実行する必要があります。ベルト蛇行の原因は、1)搬送材料の片荷(搬送材料がベルトの片側に寄ってせきさいされこと)、2)ドライブプーリやキャリアローラの負荷の不均一、3)雨によるローラの摩擦係数の不均一、4)シュート詰りでベルトの片側に無理な荷重がかかっている。5)ローラが部分的に故障して不回転を興している。6)地盤沈下などでコンベアラインの上下、水平の芯が狂っているなどがあります。これらの減少は専門の整備工が点検すれば間単に把握できます。

コンベアベルトの片寄り修正方法

コンベア片寄りの修正方法の一つはドライブロールを楕円型形状(いわゆる太鼓型)にすることです。ドライブプーリの中央部を膨らますことにより片側に寄ろうとするベルトを自動的に中央部に引き戻すことができます。一般的にはドライブプーリにゴムをライニングする場合が多いのではないかと思います。先進的な工場ではゴムライニングの中にセラミックスや超硬などの耐摩耗材を貼り付けてゴムライニングの太鼓形状を長期に保持しています。

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