ベルトクリーナーの調整方法には2つのステップがあります。
1.1ステップはベルトとベルトクリーナーチップの隙間をゼロにするステップです。 1ステップでセットした位置が押付け力のゼロ点になります。
2.2ステップはベルトクリーナーチップとベルトの隙間をゼロにして更に適正な押付け力を付加するステップです。
3.マフレンクリーナーはチップを支持しているウレタンバーの剛性があらかじめ分かっていますので、ウレタンバーの押付け量から押付け量を把握できます。各ウレタンバーの押付け量が把握できてますのでトータルの押付け力が分かります。ベルトを過剰に押付けることがありません。
ベルトクリーナーチップとベルトは適正な押付け力でセットされて初めて本来の搔き取り性能を発揮できます。
ベルトクリーナーの搔き取り力をセットする方法
ウレタンバーの長さによるセット
チップを取付けたウレタンバーをベルトの下部に接触させます。
チップをベルト下部に0.5~1mm押上げます。
ベルトが走行を開始するとチップはベルトの摩擦力で走行方向に撓みます。ウレタンバーの弾性力によりベルト走行方向に撓みます。
チップはベルト下部に付着した付着物を搔き取ることができます。

ウレタンバーの長さでチップの押付け力(搔き取り力)を調整
ベルトクリーナーは搔き取る対象物によってチップ形状、寸法、押付け力、チップを支持するウレタンの長さが当然異なります。
従来ベルトクリーナーは一種類のタイプを使って多様な種類の材料に適用していましたが、マフレンクリーナーはチップを支持するウレタンの長さを適宜変更することで多様な種類の材料に対応しております。
乾燥した粉状の材料はチップが接触するだけで掻き落とせるので小さな押付け力で掻き落とします。しかし材料が湿気をおびていたら搔き取り力を大きくする必要があります。
ウレタンバーの反発力と搔き取り性能の比較
下図は標準的な材料と押付け力を模式的に表したものです。
砂状の材料は湿気や乾燥状態にかかわらずぽろぽろ剥離します。クリーナーとしては一番扱いやすい材料です。
粘土状の材料は粘性が高くしかもベルトに粘着状態でくっついていますのでウレタンバーを短くして強い搔き取り力を付加する必要があります。
これはあくまでも特徴的な性質についての対応ですが、実際の現場の材料は以上のようにはっきり分類されることは希で複合的な状態になっています。現場の材料の状態をよく見極めて選択するのが肝要です。

付着物を効率よく掻き落とすメカニズムとは


コメント
掻き取り用超硬チップが小分割されており、幅方向の凹凸に柔軟に馴染むので効率のよい掻き取りができる。
戻りベルトは走行中、リターンローラに当るたびに上下方向に振動がするが、超硬がウレタンバーに取り付けてあるのでウレタンが振動を吸収して常にベルトに密着している状態になり掻き取り残しが極端に少なくなる。