ベルトクリーナーの清掃や掻き取り刃の交換が面倒で作業を楽にしたい

ベルトクリーナー関連作業を効率化するには

1)取り替え作業時間の短縮

     掻き取り刃をカセットにしてワンセットで一括取               

                 掻き取り刃のカセット

               フレーム(カセットホルダー)

           フレームにカセットを挿入して一体化する

2)クリーナー交換周期を延長

     超硬チップを使用して割れにくく摩耗しにくい掻き取り刃を具現化。

3)稼働中の調整も安全・確実!巻き込まれ事故を防ぐベルトクリーナーの仕組み

掻き取り力調整の簡便化

   操業中にクリーナーとベルトの当接具合を調整したい。

   クリーナーの高さを掻き取り具合を確認しながら調整したい。

稼働中の調整も安全・確実!巻き込まれ事故を防ぐベルトクリーナーの仕組み   

コンベアベルトクリーナー(ベルトスクレーパー)の安全対策は、重大な巻き込み事故や設備の破損を防ぐために極めて重要です。クリーナーは稼働中のベルトに直接接触する性質上摩耗や劣化が激しく高繰り返し作業となる傾向があり極めて整備頻度の高い設備です。クリーナーの整備はコンベアを停止して行なうのが基本です。

1. 設計・設備面の安全対策(ハードウェア)

衝撃吸収機構(セーフティリリース)

リスク:
ベルトの継ぎ目(パッチやレーシング)や、搬送物の大きな塊がブレードに衝突した際、クリーナーがロックされると設備が大破したり、ブレードが飛び散る危険があります。
マフレンクリーナーはウレタンバーが撓むのでロックを回避できます。

対策:
強い衝撃を受けた際に、ブレードが自動的に「逃げる(後退する)」トーションスプリングや、ゴムダンパー、油圧・空圧式のテンショナーを装備します。

巻き込み防止用ガードの設置

リスク:
  稼働中のベルトとクリーナーの接触点(ニップポイント)に作業者が誤って触れると、重大な巻き
  込み事故に直面します。
対策:
  クリーナー周辺およびプーリまわりに物理的な安全ガード(メッシュカバー等)を設置し、稼働中に手が届かな
  い構造にします。

外部調整機構の採用

  • リスク:
    テンション(押し付け力)の調整や摩耗チェックのために、稼働中のコンベア内部に手を入れるのは非常に危険です
  • 対策:
    フレームの外部から安全にテンション調整やブレードの摩耗確認ができる構造。
    マフレンクリーナーはウレタンバーで自動的にテンション調整が可能となっています。

刃先(ブレード)交換時の刃物対策

  • リスク:
    チップ埋め込み型の超硬ブレードや、摩耗して鋭利になったウレタンブレードは、触れるだけで切創(切り傷)を負う危険があります
  • 対策:
    交換作業時は必ず耐切創手袋を着用します。また、高所での作業になる場合は、ブレード落下の対策(工具や部品の落下防止紐の装着)も必須です。
    マフレンクリーナーはカセット方式ですので一括してフレームへの取付が可能です。

適切なスクレーパー角度の維持

  • リスク:
    スプリングの経年劣化などで適切な「掻き取り角度(スクレーピングアングル)」が維持できないと、ブレードがベルトを噛み込んでしまい、ベルトをバースト(破断)させる二次災害につながります
  • 対策:
    定期点検項目にブレードの角度チェックを組み込み、過度な押し付け(オーバーテンション)を防止します。

3. 安全な点検・メンテナンスのチェックリスト

日々の運用において、以下のポイントを定期的に確認する体制を構築してください。

点検項目安全上のチェックポイント
摩耗ラインの確認ブレードの摩耗限界線を越えて使用していないか(ホルダーがベルトを傷つけるリスク)。
固着・堆積物の除去クリーナー周辺に搬送物が堆積し、安全機構(スプリング)の動きを妨げていないか。
ボルトの緩み振動による固定ボルトの緩みがないか(脱落による巻き込み防止)。

コンベアクリーナーの安全対策で最も効果的なのは、「稼働中には絶対にクリーナーに触らせない設計」にすることです。メンテナンスの頻度を減らすための耐摩耗性チップの選定や、ワンタッチで着脱できるドロワー(引き出し)式のクリーナー構造を採用することも、作業者の安全時間を増やす有効なアプローチとなります。

   作業者を保護するための安全対策例

  1)作業者を安全柵でベルトコンベアから完全に隔離して保護する。(絶対条件)

  2)安全徹底の追求と手段

作業者を走行するベルトから完全に隔離するための安全柵を構築します。これにより作業者は安全に作業可能です。作業者は作業に夢中になると周囲の状況を失念する場合が多々あります。作業者が無意識のうちに手出ししてベルトに巻き込まれる危険性が常に存在します。安全柵は無意識の危険から作業者を安全に保護するために必要です。

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