掻き板で高価なベルトが削れたり裂けたりしないか不安
ベルトに優しい掻き板や掻き取り方法が欲しい
クリーナーとして欲しい機能
〇刃の押付け圧を自動調整するテンショナー機能付クリーナー
〇ベルトへのダメージが小さいクリーナー
ベルトコンベアのベルトを傷付けないクリーナーには、次のような特徴があります。
1. 適度な押圧力
- ベルト表面に必要以上の力で掻き取り刃を押し付けない。
- 付着物を除去できる程度の最小限の圧力で使用する。
- ベルトの摩耗や傷の発生を最小限に抑える。
2. 柔軟な掻き取り刃の使用
- 超硬チップに加えてゴムやウレタンなど弾性のある材料を使用する。
- ベルト表面の凹凸に追従し、局部的な高圧接触を防ぐ。
- ベルト継手部(エンドレス部の捲れや剥離)の突起を柔軟に回避してベルトを疵付けない。
3.異物を噛込みにくい構造
1.金属片などがクリーナーとベルトの間に挟まると傷の原因になる。
2.異物を回避する構造が望ましい。
4. ベルトに追従する機構
- 掻き取りチップがベルトの蛇行や振動、摩耗による表面凹凸の変化に追従できる。
- 常に均一な接触状態を維持する。
5. 摩耗時も安定した接触角度
- クリーナーチップが摩耗しても適正な角度を保つ。
- ベルトへの局部的な食い込みを防ぐ。
6. 金属部が直接ベルトに触れない
- 掻き取りチップが摩耗しても取付金具や金属部がベルト表面に接触しない安全設計。
- クリーナーの金具でベルトを損傷させない。
7. 稼働中でも容易に調整可能
- 接触圧力を適正に維持できる。
- 過大な押付けによるベルト損傷を防げる。
理想的なベルトクリーナーの設計理念
ベルトを削って清掃するのではなく、付着物だけを剥離する
つまり、ベルト本体より柔らかく、付着物より効果的に作用する材質と構造を採用し、必要最小限の接触力でクリーニングすることが重要です。
即ち、ベルト寿命の延長と掻き取り効果が両立するクリーナーが理想です。
搔き取り力の調整方法
弾性棒の長さ→長い方が反発力が小さくなり搔き取り力はソフトになる。
弾性棒の太さ→太い方が剛性が大きくなり掻き取り力は大きくなる。

ベルトへのダメージメカニズム
ベルト表面は摩耗、疵、付着物、穴、エンドレス部捲れなど突起物で荒れている。これらはベルト表面から通常突き出ていることが多くクリーナーが通過する度に大きな衝撃を与えベルトやクリーナーを損傷する要因となる。
ベルトダメージ回避方法
ベルトやクリーナーのダメージを回避するには、クリーナーがベルトの突起物に衝突した瞬間に、超硬刃を支持しているウレタンバーが瞬時に撓んで衝撃を回避することであり、クリーナーやベルトの損傷を回避するための唯一の手段である。


ベルトを疵付けない掻き落としの実例
石炭搬送ベルトを超硬チップベルトクリーナーで掻き落としている実例
1)掻き取り刃がベルトの凹凸に合わせて揺動している。揺動運動により掻き取り刃が常にベルトに密着して付着物が確実に掻き取られていきます。
2)掻き取り刃の超硬チップは15mmの小分割であり、それぞれのチップが自由に撓むのでベルトの細かな凹凸に追従することができます。
3)ベルトに付着した強固な付着物やベルト繋ぎ目の捲れ(エンドレス部の剥離など)などは、掻き取り刃に強い衝撃を与えるので、掻き取り刃やベルトを損傷する可能性があります。ベルトか掻き取り刃のどちらかを瞬時に逃がして衝撃力を回避する機能が必要です。
4)マフレンクリーナーはウレタンバーの先端に超硬チップを強固に取り付けておりますので、ウレタンバーが瞬時に曲がってこの衝撃力を回避することができます。


コメント