ベルトクリーナーとベルトの当接具合

ベルトクリーナーの性能はベルトクリーナーとベルトの当接状態によって決定されます。ベルトクリーナーの掻き取り刃がベルトに適切に当っていなければベルトの付着物は絶対に掻き取れません。というのはベルトの表面は平坦ではなく摩耗や衝撃的な外力をうけて凹凸が生じております。この凹凸にベルトクリーナーの掻き取り刃のは全体が精密に当接しないと付着物は掻き取れません。掻き取り刃が片当たりしている場合、いくら強くベルトクリーナをベルトに押付けたとしてもどうしても掻き取り残しが生じてしまいます。ベルトクリーナーの掻き取り刃を如何に均等にベルトに当接できるかでベルトクリーナの搔き取り性能は決まります。マフレンのベルトクリーナーは掻き取り刃の幅を15mmにしてベルトの幅方向に馴染むようにしております。また、走行方向の凹凸に対してウレタンバーが瞬時に撓んで衝撃を回避し柔軟に追随します。この原理によりマフレンクリーナーはベルトと常に当接して掻き取り残しを無くします。

ベルトに付着物の掻き取り残しがあると、この掻き取り残しは戻り側ベルトの走行ベルトの下に徐々に堆積してきます。この堆積物はショベルなどにより人力で片付けるしかありません。これは製造現場にとって金銭面や労力面から大きな負担です。ここにベルトクリーナの存在価値があります。ベルトクリーナをできるだけ駆動プーリの直近に設置して集中的に回収するのが効率的です。

ベルトクリーナには色々なタイプがありますが全ての状況に対処できるものは少ないです。それぞれの操業条件に合わせて最適なタイプを選択するしかないのが現状です。

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